14年前のあの日、TVに映った光景に言葉を無くし、ただただ涙が溢れた私が
縁あってこの地に居を構えるようになり。
あれから14年。
被災地で迎える1月17日も、今年で5度目となりました。
震災後に生を受けた二人の息子たちが、毎年学校や幼稚園で
震災のことを学びます。
当時のことを知らない子どもたちに
あの時の極限状態を体験してこられた先生方や地域の方々が
涙とともに、魂の叫びを聞かせてくださいます。
命を尊ぶこと。
備えを怠らないこと。
家族の絆や人との繋がりを大切に、助け合って生きてゆくこと。
そして何より、忘れないこと。
たとえそのことを体験してないにしても、その想いはまっすぐに
子どもの心に、そして私の胸に、届きます。
この地で暮らす者として、あの日失われた多くの命に
心を寄せ、黙祷を捧げ、誓いを新たにする。
これまでも、そしてこの先も、この想いが繋がっていくように。
1月17日・・・祈りの日。